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‘今日の書評’ カテゴリーのアーカイブ

灘中の数学発想法

2010 年 5 月 19 日 Masa コメントはありません

iMac G5の修理に手間取り、なかなか投稿できなくてすみません。

今日は気分を変えて数学の本。

といっても、灘中学の数学に関する本なので、内容はそんなに難しくなく、その考え方そのものを味わうといった感じの本。

入試問題みたいなのを想像しますが、そういった問題の中にも、発想力というかアイディアを必要とするものが結構あり、その中から選ばれた10問の解法について解説してあります。

中でもある問題に対して、いくつもの違った解法を出してくる生徒達の発想力は中高一貫教育の賜物なのでしょうが、それにしてもすごいなと感心します。 続きを読む…

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なぜボーイングは、生き残ったのか

2010 年 4 月 26 日 Masa コメントはありません

ボーイングと言えば、今話題のA380という巨大な旅客機をつくったエアバスとのマーケット・シェア争いのバトルを演じている USの巨大航空機メーカーですが、その中身を歴史からなにから上手く分析した本。

最近では昨年末にFirst Flightした 780の話題だとか A380を特集したムック本も出ていますが、この本ほど読み応えがある面白い本は他には見あたりません。

例えば、

  • 過去に独占禁止法の関係でBoeing Airplane, United Aircraft Manufacturing, 何と航空会社の United Airlineの3社に分割された話
  • マリリン・モンローもリベッター・ルージーの一人であったこと
  • B-29成功の要因は、現代の旅客機に受け継がれている主翼のボックス構造にあったこと
  • パンナムのジュアン・トリップが、747 ジャンボジェットの仕掛け人だったこと
  • マクドナルド・ダグラスの凋落の一因は、愛人を側近に据えた密室経営だったこと
  • エアバスが売れた理由は、例えばボーイングから737を調達し英国航空にリース提案するなど、前代未聞の提案をUSのエアラインに対しても積極的におこなったこと 続きを読む…
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脳のちから禅のこころ

2010 年 4 月 24 日 Masa コメントはありません

実はこの本、ある書店の店頭で禅に関する興味だけで手に取ったのですが、内容は脳科学の専門家である有田先生と、臨済宗の副住職で芥川賞作家の玄侑氏との対談形式で、脳と禅や仏教やお経などの話から、健康との関係についても非常に興味深い実例を引きながら話が展開してゆく、世にもまれな面白い本。

ジャンルを超えて、どっかで聞いたことのある言葉、例えばドッペルゲンガーだとか、セロトニン、サーカディアン・リズム 、十界、三昧、六道、数息観など、医学用語と仏教用語が混じって出てくる中に、健康に関するヒントがさりげなくちりばめられています。

玄侑氏は禅寺の副住職なのに脳科学のことをかなり詳しくご存じだし、有田先生も仏教に関する知識が凄い…。 このお二人だからこそ実現した、まさに夢の対談です。 続きを読む…

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山岡鉄舟 幕末・維新の仕事人

2010 年 4 月 15 日 Masa コメントはありません

江戸城無血開城の影の功労者、山岡鉄舟に関する本の中では非常に珍しく、彼のビジネス面での功績についても述べてある本。

わりと現代的な表現を多用してあり、分析的にもきちんと書かれているので、山岡鉄舟や幕末史などの知識が無くても容易に読み進めることが出来る、ビジネスマンにはぴったりのコンパクトな新書。

著者の佐藤寛氏は人材関係のコンサルタントで、しかも長年にわたり鉄舟禅会理事をされている鉄舟研究家の方なので、安心して読みすすめてゆくことが出来ます。

幕末における鉄舟の大活躍についてはこの本のはじめからかなり終わりの方まで述べられてるのでそれらについては割愛し、この本の特徴であるビジネス面での鉄舟について。 続きを読む…

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千住家の教育白書

2010 年 4 月 13 日 Masa コメントはありません

ヴァイオリニストの千住真理子さんの母上が書かれた、千住家の教育白書ですが、これは非常に自然な日記みたいな文体で書かれており、しかも押しつけがましいところも無く、すらすらと読めるのは、この母上がエッセイストでもあり文章を書くのが仕事だからでしょうか。

父上:工学博士で慶応大学教授だった(故人)経済性工学の大家。

母上:元化学者でエッセイストで教育評論家。

千住博(上の兄):世界的な日本画家、何浪もして芸大に入ったとのこと。

千住明(下の兄):作曲家。慶応の工学部をやめて芸大に入ったとのこと。

千住真理子:かの有名なヴァイオリニスト

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数学的思考法

2010 年 4 月 12 日 Masa コメントはありません

実はこの本は、少しだけアルコールが入っていたときに書店に立ち寄り、その隣にあった本を買うつもりが間違って(?)買ってしまった本であったことを恥ずかしながら告白します。

しかし読んでみるとその内容の鋭さに度肝を抜かれ、結局は著者の芳沢光雄先生のファンになってしまったという、いわくつきの本。

ただしはじめにお断りしておきますが、この本は決して数学の分野の話題だけを取り上げた本ではなく、教育を含めた今の日本の問題点を指摘し、またモノの見方や考え方についての提言をおこなっている本なので、あらゆる人にとって役に立つ内容なのです。  続きを読む…

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日本語の思考法

2010 年 4 月 8 日 Masa コメントはありません

大ロングセラー、理科系の作文技術 (中公新書 (624))の著者である木下是雄先生による日本語の思考法 (中公文庫)についての文庫本。

ちなみにロングセラーとベストセラーとは微妙にちがうので、このあたりの表現にも注意が必要です。

この木下是雄先生は、応用物理学会会長などもされた、物理学がご専門の、れっきとした理科系の方です。

南極探検隊にも参加されたりという話もありますが、かなりの部分が英語の勉強や教育などに言及されていて、しかも実践的な体験が中心なので読んでいて非常に面白く、しかもかなり以前の話が中心であるにもかかわらず、いまだに通用する、日本人や日本語や日本人の英語学習に関する習慣などの本質を突いていて、とても面白い。

これを読んでいて、あっと気が付いたのが、もしかして日本語の達人である人とは、英語など他の言語でも達人なのではないかと言うこと。

もしかして言葉そのものへの興味・関心が他の人よりも強く、それが幸いした状況が発展してゆくと 、木下先生のようになることが出来るのかも知れません。 続きを読む…

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行蔵は我にあり

2010 年 4 月 5 日 Masa コメントはありません

この「行蔵」という言葉は、勝海舟 が福沢諭吉の批判文書に対して「行蔵は我に存す、毀誉は他人の主張」と返した言葉から来ているのですが、この本、別に幕末の話を書いてあるわけではなく、電車の中で軽く読める名言集を目指したと書かれていますが、出てくる人物が実に多彩。

帯に出ている人の中から適当に選んでみても、 竹久夢二、西田幾多郎、鈴木大拙、北王路魯山人、いわさきちひろ、太地喜和子、林家三平、東山魁夷、左ト全、吉田茂、山田かまち、笠智衆、吉川英治、 湯川秀樹など、専門や分野にとらわれずに人物が選んであり、これがまた面白い。 続きを読む…

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心は孤独な数学者

2010 年 4 月 3 日 Masa コメントはありません

この本は、偉大な数学者3人の具体的な仕事内容=数学自体には、ほとんど触れることなく、彼らの生きてきた足跡を、藤原正彦先生の読みやすくも見事な描写力で書かれており、数式など全く出てこないので、気軽に読める数学人物論としておすすめ。

その3人とは、ニュートン、ハミルトン、ラマヌジャンのこと。

特にニュートンみたいに超有名で、名前は聞いたことがあったとしても、どんな人だったかについてはほとんど知らないのが普通ですが、これを読んでからは、ハミルトンの恋の話とともにインド出身のラマヌジャンという人に対してますます興味を持ったことを覚えています。 続きを読む…

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相場の常識

2010 年 4 月 1 日 Masa コメントはありません

投資の王道シリーズで人気の新井邦宏氏による、あらゆる投資に使える心構えだとか、マネーマネジメントの心得の基本だとかを書いた本。

この内容は、残念ながら休刊となってしまった『フューチャーズ・ジャパン』に連載されていたものですが、 時としてチャートや表を入れながら、現実面に即した話が展開されており、楽しく読みながらも、なるほどと思わせる場面が多々あります。 続きを読む…

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